API(Application Programming Interface) とは、ソフトウェアやサービス同士が通信し、データをやり取りするための「インターフェース(接点)」のことです。 APIを利用することで、異なるシステムやアプリケーションが連携し、新たな機能を追加したり、データを取得したりできます。
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・Web API(REST API / GraphQL API など)
Google Maps API:Webサイトに地図を表示する Twitter API:ツイートの取得や投稿する Weather API:天気予報データを取得する
・OS API
WindowsやmacOSのファイル管理、通知、カメラ制御など
・ハードウェア API
スマートフォンのカメラやGPSをアプリから利用できるようにする
APIを活用すると、システムやアプリケーションの開発・運用が大幅に効率化されます。 具体的には下記の通りです。
開発の効率化
APIを使えば、ゼロから機能を開発せずに、既存のサービスを活用できます。
▼例:
・Google Maps APIを使えば、地図機能を自作せずに簡単にWebサイトに組み込める。
異なるシステムの連携が可能
APIを利用すると、異なるプラットフォームやサービス間でデータをやり取りできます。
▼例:
・ECサイトが決済API(PayPal、Stripeなど)を使って決済処理を実装する。
・クラウドサービスがストレージAPI(Google Drive、Dropboxなど)と連携する。
機能の拡張が容易
外部APIを活用することで、自社のサービスに新しい機能を簡単に追加できます。
▼例:
SNSのログインAPI(Google, Facebook, Twitter)を使って、ユーザー登録を簡単にする。
最新データを活用できる
リアルタイムで最新のデータを取得できるため、ユーザーに最新情報を提供できます。
▼例:
天気予報APIを使って、天気アプリに最新の気象情報を表示する。
コスト削減
自社で一から機能を開発するよりも、既存のAPIを利用する方が時間とコストを節約できます。
▼例:
自社で音声認識エンジンを開発するより、Google Cloud Speech-to-Text APIを使った方が安くて高性能。
セキュリティの向上
決済や認証などの重要な機能は、専門のAPIを利用することで高いセキュリティが確保できます。
▼例:
OAuth認証APIを使って、安全なログイン機能を実装する。
マルチプラットフォーム対応
APIを活用すれば、Web・モバイル・デスクトップなど異なるデバイスで共通の機能を提供できます。
▼例:
REST APIを使って、スマホアプリとWebアプリが同じデータを共有する。
APIは便利ですが、使用する際にはいくつかのデメリットやリスクも考慮する必要があります。
APIの提供元に依存してしまう
APIは外部のサービスに依存するため、提供元の変更や終了の影響を受けます。
▼例:
・Google Maps APIの料金体系が変更され、コストが増加
・提供元がAPIの仕様を変更し、既存のシステムが動作しなくなる(APIのバージョンアップ問題など)
・APIの提供自体が終了すると、代替手段を探す必要がある(例: Twitter APIの無料プラン廃止など)
▼対策:
・依存度を下げるため、代替APIを事前に調査しておく
・重要なデータは自社でバックアップしておく
APIの利用コストが発生する場合がある
無料で使えるAPIもありますが、多くのAPIは一定の使用量を超えると有料になります。
▼例:
・Google Maps API は無料枠を超えると課金される
・OpenAIのAPI(ChatGPT APIなど) は使用量に応じて料金が発生する
▼対策:
・APIの料金プランを事前に確認し、コスト管理を徹底する
・無料プランや代替APIを検討する
セキュリティリスクがある
APIを通じて機密情報が外部に送信されるため、適切なセキュリティ対策が必要です。
▼例:
・APIキーが漏洩すると、不正アクセスのリスクがある
・APIの通信が暗号化されていないと、データが盗聴される可能性がある
▼対策:
・APIキーや認証情報を適切に管理する(.envファイルに保存、GitHubに公開しない)
・HTTPSを使用し、データの暗号化を行う
・OAuth 2.0などの認証方式を活用する
レスポンスの遅延やダウンの可能性
APIの提供元サーバーの負荷や障害により、遅延やダウンが発生することがあります。
▼例:
・決済API(Stripe, PayPalなど)が一時的にダウンし、支払い処理ができなくなる
・天気APIが遅延し、最新の天気情報が取得できない
▼対策:
・APIの稼働状況を監視する(提供元のステータスページをチェック)
・APIの障害時に代替手段(キャッシュデータや別のAPI)を用意しておく
APIの制限(レートリミット)がある
多くのAPIには、一定時間内にアクセスできる回数(リクエスト数)の制限があります。
▼例:
・Twitter API は1時間に特定の回数しかリクエストできない
・無料プランのAPIは1日のリクエスト数に上限がある
▼対策:
・レートリミットを考慮してリクエストの最適化する(キャッシュの活用、バッチ処理)
・必要に応じて有料プランへアップグレードする
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リクサス株式会社では、人材紹介事業向けの管理システム『LaS』 を提供しております。 LaSは、APIなどを使用して現在使用中の自社システムと情報を連携させることが可能です。 具体的には下記の通りです。
転職相談の申込フォーム
求職者の転職相談の申込フォームをご用意しており、登録された求職者情報をそのままLaS上で管理することが可能です。 また、その求職者がどのサイト(HPなのか、LPなのか、その他の広告かなど)経由で流入してきたかといった分析機能も備えているため、 求職者集客に向けた細かなPDCAを回すために有用です。
求人サイト
自社で持っている求人案件をLaS上に登録していただくとともに、 その求人案件をリサーチすることができる求人サイトをご用意しております。 また、API連携で、LaS上に登録した求人情報を、自社のHPやLPに掲載することも可能です。
・人材紹介会社が作成した、人材紹介事業向けのシステム
現場目線で直感的に使いやすい画面・操作性が特徴です。
また、人材紹介事業経験者が多数在籍しているため、 導入後の運用面についても、自社事業に合わせたカスタマイズの提案や、 実現したい世界観に近づけるための運用提案に自信があります。
・開発は全て社内で内製化
お客様からの改善要望や追加機能のご相談について、 スピーディーに着手が可能です。
LaSを利用中の全てのクライアントにメリットがある 追加機能のご提案については、開発費用を無料で対応させていただきます。 (One for all方針)
・導入後のサポートまで一貫して対応
システム導入時の初期設定やデータインポート、 導入後の操作説明については、お客様のご要望の方法で随時対応しております。 こちらについても費用は無料。
システムのカスタマイズが必要な際や、新機能搭載時のサポートなども含まれますため、 将来的なランニングコストを心配せずにご利用いただけます。
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